
「新事業進出・ものづくり補助金」は、中小企業の革新的な製品・サービス開発、新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓を一体的に支援する国の補助金制度です。新分野の部品加工に挑戦するための設備導入など、ものづくり中小企業の成長投資を後押しします。
ご注意
補助率・上限額・公募スケジュール・要件は公募回ごとに変わります。下記は制度の枠組みを理解するための概要です。申請の際は必ず公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。
制度の統合について
2026年6月に「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」として第1回公募が開始されました。従来の中小企業新事業進出補助金とものづくり補助金の考え方を踏まえ、技術的革新性のある製品・サービス開発、新市場・高付加価値事業への進出、海外市場開拓を一体的に支援する制度です。
工作機械は対象になるか?
工作機械は、補助対象経費の「機械装置・システム構築費」に該当し得るため、対象となる可能性があります。ただし、単なる設備更新や既存工程の維持ではなく、新製品・新サービス開発、新市場進出、輸出体制強化など補助対象事業との直接的な関係が必要です。
補助対象枠と求められる基本要件
対象枠は、革新的な新製品・新サービス開発を支援する「革新的新製品・サービス枠」、既存事業と異なる新市場・高付加価値事業への進出を支援する「新事業進出枠」、海外市場開拓に向けた国内体制強化を支援する「グローバル枠」の3つです。共通して3~5年の事業計画を策定し、付加価値額・賃上げ・最低賃金等の基本要件を満たす必要があります。
補助率・補助上限額
| 対象枠 | 主な目的 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|---|
| 革新的新製品・サービス枠 | 革新的な新製品・新サービス開発 | 中小企業者:1/2(条件により2/3) 小規模企業・小規模事業者、再生事業者:2/3 | 最大3,500万円 (通常最大2,500万円、賃上げ特例適用時) |
| 新事業進出枠 | 既存事業と異なる新市場・高付加価値事業への進出 | 中小企業者:1/2(条件により2/3) | 最大9,000万円 (従業員規模・賃上げ特例により変動) |
| グローバル枠 | 海外市場開拓(輸出)に向けた国内体制強化 | 中小企業者:2/3 | 最大9,000万円 (従業員規模・賃上げ特例により変動) |
今後のスケジュール
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 公募開始 | 2026年6月29日(月) |
| 申請受付開始 | 2026年8月31日(月) |
| 応募締切 | 2026年9月30日(水)18:00 厳守 |
| 採択発表 | 2026年12月頃予定 |
よくある質問(FAQ)
Q. 工作機械を購入するだけで対象になりますか?
A. 購入だけでは不十分です。新製品・新サービス開発、新市場進出、輸出体制強化など、申請枠の目的に沿った事業計画と設備投資の必要性を示す必要があります。
Q. いつから設備を発注できますか?
A. 原則として、交付決定前に発注・契約・支払いを行った経費は補助対象外となるため、採択後の交付申請・交付決定を待って進める必要があります。
Q. 申請には何が必要ですか?
A. 電子申請での提出が基本で、GビズIDプライムの取得、事業計画書、賃上げ計画、必要に応じて金融機関確認書などが必要です。詳細は公募要領で確認します。
まとめ
本補助金は、中小企業等の設備投資を通じて、革新的な製品・サービス開発、新市場・高付加価値事業への挑戦、海外市場開拓を後押しする制度です。工作機械も事業目的に直結する投資であれば対象となり得ます。補助率・上限額が大きい一方、賃上げ等の要件と事業計画の妥当性が重要です。制度の詳細・最新の公募情報は公式サイトでご確認ください。あわせて補助金 申請から受給までの流れもご覧ください。
参考(公的情報):新事業進出・ものづくり商業サービス補助金公式サイト/経済産業省中小企業庁
