刃先Rとは、工具(インサート)の刃先についた、わずかな丸み(R面)のことです。
「ノーズR」とも呼ばれます。
R0.2、R0.4といった大きさで表されます。
刃先は完全にとがっているわけではなく、あえて少し丸みを持たせてあります。
もう少し詳しく
刃先に丸みをつける理由は2つあります。
1つは刃先強度の向上で、丸みがあると加工中に欠けにくくなります。
もう1つは表面粗さの向上で、刃先Rが大きいほど加工面がなめらかに仕上がります。
一方で、刃先Rには副作用もあります。
テーパ(斜め)や円弧(曲面)の加工で、丸みの分だけ「削り残し」や「削り過ぎ」が生じ、形状に誤差が出るのです。
この誤差を自動で打ち消すのが「刃先R補正」という機能です。
刃先Rのメリットを活かしつつ誤差を補うことが、精度の高い加工につながります。
